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  • 家族が感染症にかかった場合の ​​​​​自宅待機命令は可能か?

    2014.04.25

    Ⅰ.今回の課題
     飲食店を経営しているS社の社員より、家族が感染症にかかった旨の報告がありました。本人からは、家族と居室を別にし、手洗い、うがいも徹底しているので問題が無いと申告されていますが、会社としては万が一他の社員に感染してしまうと困るので、自宅待機にしたいと考えています。この場合、自宅待機命令を出すことは可能でしょうか。

    Ⅰ.今回の課題
     まず、法律で定められている感染症には、どういったものがあるのでしょうか。
    ①インフルエンザ、鳥インフルエンザ、新型インフルエンザ
    ②コレラ
    ③結核 
    その他、様々な種類が指定されています。(詳細は厚生労働省HPをご確認ください)
    今回の場合、社員本人は感染症の症状が出ておりませんが、身近にいる人間が感染症にかかると、本人も保菌している可能性が高いと考えられます。会社として出社を見合わせてもらいたいと考えているのであれば、医師・産業医の見解を踏まえて会社判断で自宅待機を命ずることは可能かと思慮します。ただし、この場合は、会社都合ですので休業手当を支払う義務があります。また、場合によっては保健所に問い合わせを行い、外出自粛の要請が出された場合は、その指示のもと対応することも可能です。

    Ⅲ.追記
      これから本格的な冬の到来とともに一番に懸念されるのは、インフルエンザの流行です。数年前に新型インフルエンザが流行しましたが、企業として、ほかの社員への感染を防ぐための安全配慮義務は免れません。今回の場合の様にいざという時の対応を考えることも重要ですが、常日頃から社員への健康管理への呼びかけや予防接種、うがい、手洗い等の呼びかけを行うことも予防策として重要になります。また、業務を行う上で自己の健康管理を行うことも社員の業務(義務)の一つであることを改めて説明し、理解を得ることも必要ではないかと思慮します。

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